ラグビーの学校

学生時代ラグビーをしていました。その経験をおもしろおかしく、ためになるように適当に書いてます。

【ルール解説】【ポジション説明】ラグビーのロックについて

ロックは長身でラインアウトやっキックオフなどの空中戦をこなす仕事人。「LO」と略され、スクラムではセカンドローと呼ばれるポジションです。身長も必要ですが、スクラムではプロップを後ろから押す重要な役目もあります。世界のラグビーでのロックは身長195cm~200cmで体重110kg~120kgが平均サイズとかなりの大型選手です。

 

キックオフ・ラインアウトなど空中戦の要(かなめ)

セットプレー(キックオフ・スクラム・ラインアウト)などはロックの腕の見せ所と言えます。著者の私がロックを経験していますので、そんなロックの腕の見せ所と私的な思い出を紹介していきます。

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キックオフでロックの仕事

キックオフでは空中のボールを競り合います。必然的に大きな選手、つまりロックが体格を活かして、相手より高い位置でボールをキャッチします。より高い位置でキャッチするためにプロップなど味方選手がリフトアップのサポートをすることもあります。

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ロックにとってキックオフは人一倍緊張します。なぜなら早く落下点を見極めてプロップにリフトアップしてもらいキャッチする練習を人一倍するからです。クリーンキャッチ(完璧なキャッチ)をした時はかなりホッとします。

 

スクラムでの仕事

スクラムではロックはプロップのお尻に肩を当てて激押しします。スクラムはタイミングが重要です。組まれる瞬間にお互いの姿勢が決まります。プロップの話によると組んだ瞬間に押せる・押せない・押されるが少しはわかるようです。

スクラムはプロップの技量が大きく左右されますが、それは押す姿勢(準備のポジショニング)が半分以上あると思います。ロックの力を漏れなく相手に伝えるのもプロップの仕事です。

つまり、ロックは本当に全力で押すことが求められます。チームによってスクラムの組み方は様々ですが、両ロックがしっかりバインド(引き締める力)をして、プロップのお尻を押します。スクラムは姿勢のプロップ。押すのはロックといったイメージです。 

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マニアックな話ですが、耳を痛めるのは意外とロックも多いです。スクラムの中のロックはプロップのデカいお尻の間に顔を入れます。これは顔を入れないと背骨と首が直線にならず、押す力が真っすぐプロップに伝わらないからです。

これが本当に痛い。スクラムは1つにまとまることで、一丸となった力を相手にぶつけることができます。そのため、しっかりとバインド(引き締める力)する必要があります。大学時代にロックを経験して、耳が取れるかと思った記憶があります。 

 

ラインアウトでの仕事

ラインアウトではスロワーが投げ入れたボールを、味方選手にリフトアップしてもらって高い位置でキャッチします。ロックなどのジャンパーの前後に位置するリフター(主にプロップ)の選手が、ジャンパーの太ももあたりを持って支え、高い位置でキャッチできるようサポートします。

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またマニアックな話ですが、リフトアップされるためにジャンパー(主にロック)は太ももにテーピングを巻きます。これはリフトアップされる際に手が滑らないようにするためです。

巻かれているのは伸縮テープで黒いのはビニールテープでした。さらに注目すると、巻かれたテープの中にボコッと何かが入っていますよね。これはリフターが滑りにくいようにとっかかりとして入れています。私の大学ではマネージャーがせっせと作っていました。おそらく、使用したテーピングの切れ端か布を固く三日月形に伸縮テープで巻いたものだったと思います。

以上のことから太ももの毛が無い大型の選手は「ジャンパーだ!」と思ってよいでしょう。

ラインアウトは頭脳戦

私が大学時代、ラインアウトはフッカーか、ロックがサインを出していました。私の時はロックが相手の陣形を見てサインを出します。チームによって様々ですが基本的に4ケタの数字にアルファベットを加えたものを使用します。

基本的にラインアウトでは、相手のスロワー(ボールを投げる人)の動きとジャンパーの動きを見て競り合います。飛ぶ場所をジャンパーを見て決め、タイミングはスロワーを見ます。

大学時代に試合のビデオを何度も見て相手のサインを解読した熱心な 工作員 先輩がいました。寮の部屋に私が呼ばれて教えてもらい、その試合は本当に相手のラインアウトが自チームのラインアウトかのように手に取りようにわかったのを覚えています。勝つためにはポジションによってさまざまな地道な努力があるんだと感じました。

 

ロックのタイプは2種類

  • 1.背が高い&体重も重いタイプ
  • 2.背が高い&体重は軽いタイプ

重いタイプは突破力、推進力が要求され、軽いタイプは俊敏さや空中戦の確実性などが要求されます。スクラムでは右プロップ(3番)のほうが左プロップ(1番)に比べて少し負荷がかかるため、ロックも右ロック(5番)を重い選手にする場合が多いです。

私の経験と、様々な試合を見た勝手な印象ですが、4番はセンスと俊敏さで多くのブレイクダウンにからむような運動量の多い、少しフランカーが混ざったような選手。5番はオラオラ系の仕事人で少しプロップが混ざったような選手のイメージです。